SODEを使って富山空港を改良

SimObject Display Engine(SODE)を使って富山空港を改良していました。

SODEとは何かというと、SimObjectと呼ばれるオブジェクトを配置して表示するためのものなのですが、このSimObjectを気象条件などの条件によっていろいろな動作をさせることができるので、よりダイナミックな動作をするシーナリーを作ることができるようになります。

今回富山空港で改良した内容を紹介します。

1. 木の配置

空港の周囲に木を配置しました。

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富山や函館のような雪国では一年中木が緑だと違和感があると思うのですが、木の色を季節で変化させることが難しいため木を配置していなかったのですが、SODEを使うことで木の色を変化させることができるようになります。

土手の色は変えられるのにどうして木の色は変えられないのか?と不思議に思う方がいるかもしれません。
フォトシーナリーなど一部例外はありますが、実はFSXではシーナリーオブジェクトのテクスチャを季節ごとに変えるようなことはできないのです。
では土手などはどうしているのかというと、FS2004の手法を使って作っています。
FS2004では少し細工が必要になりますが、テクスチャを季節ごとに変化させることができたのです。
そこで、FS2004の手法で作ったものをFS2004のBGLCompでコンパイルしたFS2004形式のBGLファイルを使用しています。
FSXはある程度FS2004と互換性があるので、このようなBGLファイルも表示することができますが、P3Dではこのような細工を施したFS2004形式のBGLファイルは表示されなくなりました。
また、FSXでも不具合が発生することがあります。
具体的には、透過テクスチャを使うと確実に表示に不具合が発生します。
木を透過テクスチャを使わずに作るのは現実的ではないため、木を季節で変化させることは難しいのです。

そこで、エフェクトを使って変化させたりといった手法も考えられたりしていますが、SODEを使うと簡単に季節ごとに変化させることができます。

秋や冬になるとこのようになります。

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2. 土手の季節をSODEでコントロール

土手もFS2004形式ではなく、FSX形式にしてSODEで季節のコントロールをするようにしました。
FSXでは見た目は変わらないのですが、P3Dでも季節で変化するようになりました。
下の画像はP3D V3です。

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3. ウィンドソックの改良

ウィンドソック(吹き流し)を現実のものに近い形に作り変えました。

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SODEは風向きや風速などの気象条件をトリガーにして動作させることができるので、このウィンドソックも風向きや風速に応じて動作します。

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4. アプローチライトの改良

このような感じでアプローチライトの高さを再現してみました。

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これをやるとどのように光らせるかが問題となります。
ADEなどでアプローチライトを配置すると平面上に配置されるので、光がアプローチライトの位置からずれてしまいます。
エフェクトを使ったり、テクスチャを光らせたりして、夜間に光るようにするのも特に難しくありません。
ただ、このような方法だと、霧で視程の低い時に光らせることができないのです。

誘導路の照明は霧の時に光らないのは仕方がないとあきらめているのですが、アプローチライトは低視程時の目印として大変重要なものなので、あきらめることができなかったのです。
実はこのようにアプローチライトに高さを付けることは高知のころからやってみたかったのですが、この問題が解決できないためずっと同じ高さに配置してきました。

今回、光をエフェクトで作って、SODEで夜・明け方・夕暮れ・霧の条件の時にエフェクトを出現させるようにコントロールしています。

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ついでに、アプローチライトの手前に設置されているRAI(Runway Alignment Indicator)の閃光もエフェクトを使って作りました。

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誘導路の照明もSODEでコントロールするように作り変えようかとも思ったのですが、今回試したところGSXを呼び出すとSODEのオブジェクトが消えてしまったり、SODEの動作に少々不安なところも見つかったりしたこともあり、今回は見送りました。
今回でSODEの使い方はわかりましたので、もしやろうと思えばすぐにできるかと思います。

他にもSODEを使うと、Jetwayを作ったり、VDGSを作ったりすることができるようです。
JetwayはFSX SDKの方法で作るのと何か違うんでしょうか?

今回SODEで改良した富山空港は近日中に公開しようと思っています。
みなさんの反応なども考慮して、今後SODEを使っていくかどうかなど決めたいと思っています。

次回作で予定している大分空港は南国なので、木を季節で変化させなくてもいいかな、と思っているので、あまりSODEを使うメリットはないかもしれません。

SODEを使って富山空港を改良」への5件のフィードバック

  1. fuji3

    すごい進化形ですね、いつまでフリーでやっていただけるのか心配になって来ました(笑)
    次回の大分楽しみにしております、さらに次々回へと期待はますます大きくなっております(決してプレッシャーではありません)、根を詰めずボチボチとお続けください。

    返信
    1. scherzo002 投稿作成者

      fuji3 さん
      おはようございます。

      当分フリーで提供していくつもりですのでご安心ください。
      大分についても間もなく着手する予定です。

      返信
  2. 日の出急行

    いつもシーナリー楽しみにしています。
    ところで富山空港のシーナリーで管制がTOWERではなくてTrafficになっているのですが修正の予定はあるのでしょうか。
    当方では事情によりADFなどでの修正ができないので検討の方お願い致します。

    返信
    1. scherzo002 投稿作成者

      日の出急行 さん
      こんにちは。

      富山のATCをTOWERに修正したものをアップしました。
      細かい修正ですのでバージョン番号などは変更していません。
      再度ダウンロードしてインストールしてみてください。

      返信

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