P3DのV3を購入してしまいました。
ちょっと試してみましたので、V2との違いなどを紹介してみます。
まず、追加された機能として、SpeedTreeとアバターモードがあります。
SpeedTreeの木は、今までのような2次元のテクスチャの張り合わせでできた木とは違い、3次元でできていて、風で揺れたりします。
アバターモードでは、飛行機から人が降りてきて、FPSゲームのような感じで歩き回ったりできます。
正直なところ、これ必要なんでしょうか。
私はどちらもなくてもいいかなと思ってしまいました。
そのほか、計器などの表示に新たな手法が導入されたり、UIが変更されたりしているようです。
グラフィックについては、V2もV3もDirectX11ということで、見た目としては、ちょっと色合いが変わった感じはありますが、あまり変わっていない印象です。
あと、P3Dは64bit化するという話がありますが、今回のV3は32bitです。
V2とV3では、パフォーマンスの改善が一番大きな変化のように思います。
そこで、V2とV3でフレームレートを比較してみます。
Wing Creationの成田とAerosoft Airbusの組み合わせで、P3Dの設定はV2とV3で共通の項目は全く同じになるようにしています。
まずV2
まさかの一桁です。
ここまで落ちるとちょっとつらい感じです。
次にV3
2倍とまでは行きませんが、かなりフレームレートが上がっています。
ついでにPMDG777でもフレームレートを見てみました。
PMDGはV2とV3の両方にインストールすることができないので、V3のみです。
FSXやP3D V2では、Wing Creationの成田とPMDG777の組み合わせは相当重くなりますが、これくらいのフレームレートがあれば結構快適に使えるのではないでしょうか。
あと、今回メモリの管理がかなり改善されたということなので、メモリの使用量を見てみます。
使用するアドオンなどによっては、V2はメモリ不足で落ちることがありましたが、これくらい余裕があれば安心です。
次にCPUの使用状況です。
CPUについては特に違いはなく、1コアのみほぼ100%を使用するようです。
続いてGPUの使用状況です。
GPUの負荷は結構高いように思いますので、パフォーマンスはGPUの性能次第かもしれません。
VRAMは1.7GB近く使っていますので、1GBだと足りない可能性があります。
アドオンについてはV2で動作していたものは大方動作するようです。
何らかのトラブルが発生するものについても、非常に軽微な内容という印象です。
逆に、テクノブレイン羽田V1のアプローチライトや伊丹のボーディングブリッジの車輪など、V2でトラブルが発生していたアドオンについてはV3でも同様のトラブルが発生しています。
以下の画像は羽田のアプローチライトと伊丹のボーディングブリッジ。
あと、日本語環境での海にドボンする現象は解消しています。
インストールの途中と、起動時に以下のような、日本語ロケールはサポートされていないというエラーメッセージが出ますが、特に問題は見られないようです。
パフォーマンスの向上に価値を見いだせるのであれば買いだと思うのですが、見た目があまり変わっていないので、$199というのは高いなぁと思ってしまいます。