宮崎空港と高知空港をアップデートしました。

まず、宮崎空港のアップデート内容ですが、新しいタイプのボーディングブリッジを製作しました。

SODE Jetwayとして製作していますので後方のボーディングブリッジも操作可能になっています。

旧タイプのボーディングブリッジもすべて作り直してSODE化しています。
10番ゲートは前方が旧タイプ、後方が新タイプのボーディングブリッジとなっています。

5番ゲートがボーディングブリッジで搭乗可能になったために建物も増築されています。

この部分は詳細がわかる資料がなかったため、隣の部分を複製して作りました。
現実の建物とは少し違っているんじゃないかという気がします。

また、Ctrl-Jで動かすタイプのボーディングブリッジも一応作っています。
こちらは当然後方のボーディングブリッジは動作しない仕様となっています。
旧タイプのボーディングブリッジはSODE化するにあたって細かいところを少し修正したりしていますが、Ctrl-Jで動かすタイプについては旧タイプのものを作り直すとなると手間がかかりすぎるので、以前のバージョンのものをそのまま使用しています。

なお、今回SODE Jetwayを製作する際に少し困ったことが発生しました。
今回の新しいタイプのボーディングブリッジですが、ヘッドの部分がブリッジの中心軸からずれているものと思われます。
このためヘッドのオブジェクトはY軸上からずれてしまっています。

この状態でSODE Jetwayのスクリプトを実行すると、ボーンがヘッドオブジェクトの中心軸からずれたところに作成されて今います。

これだとヘッドの回転軸がずれてしまい不自然な動きをしてしまします。
これを修正するためにまずヘッドをY軸上に移動してからSODEスクリプトを実行し、そのあとにボーンを編集し、ヘッドを目的の位置までずらすことでこの問題を修正できました。

次にターミナルの展望デッキに新しいロゴが設置されているので、これも製作しました。

これを3Dで作るとなると大変そうだったので、透過テクスチャでごまかそうかとも思ったのですが、ちゃんと3Dで製作しました。
このロゴ、ほかにも設置されている場所があるようなのですが、設置場所がよくわからなかったため展望デッキのみ対応しています。

さらに、特にFSXでガラスなどの透過テクスチャ部分で鬱陶しいちらつきが発生していましたが、このちらつきを低減させる対策を行いました。

完全に解消はできていませんが、ほとんど気にならないレベルにはなったのではないかと思います。

後は、ほかのシーナリーと同様にP3D v5でデフォルトの建物が出現しているため削除し、P3D向けにDynamic Lightingを設置しました。


さらに、誘導路の照明のテクスチャを修正したり、大分と同様に窓の明るさを落とすなど、テクスチャを一部修正しています。

また、宮崎空港は今までインストーラーに対応していませんでしたが、今回の修正でインストーラーに対応しました。

宮崎空港の修正内容は以上です。

宮崎空港については、アスファルトやコンクリートの舗装面がデフォルトのテクスチャのままとなっているので、グランドポリゴンを製作したり、展望デッキにあるキングエアの機体をテクスチャだけでも高解像度化したりしたいところですが、現在そこまでの手間はかけられないので、今回はここまでの修正とさせていただきました。

高知空港については、P3D v5のデフォルトの建物の削除とDynamic Lightingの設置のみの修正となっています。

高知空港は古いシーナリーで今とは製作の手法が異なる部分も多いシーナリーとなっています。
大幅な修正を行うのであればすべて最初から作り直したいという思いがあります。
ただ、MSFGからシーナリーがリリースされていることもあり、そこまで手間をかけて修正する気にもなれないという現状です。
現在のところインストーラーの対応も行っていませんが、ご了承ください。
ご要望がありましたらこちらにコメントいただければ考えるかもしれません。

今回、宮崎空港と高知空港のアップデートで気付いたのですが、P3D v5ではDynamic Lightingを設置したときに、コンクリートやアスファルトの舗装面が暗いままで光ってくれないという現象が発生していました。

P3D v5ではDynamic LightingエフェクトにPBRのマテリアルを照らすためのパラメーターが追加されたらしく、これらのパラメーターが設定されていないとPBRマテリアルが設定されたものはDynamic Lighting で明るく照らすことができないという現象が発生するようです。
P3D v5のデフォルトのアスファルトやコンクリートの舗装面はPBRマテリアルとなっているため、デフォルトのマテリアルをそのまま使用している宮崎と高知でこのような現象が発生したようです。
上記の画像では、PBR対応のPMDG747の機体も同様に暗いままとなっています。

このため、Dynamic Lightingエフェクトを修正しました。

これでしっかりとコンクリートの舗装もPBR対応の機体も明るく照らされるようになりました。

なお、先日リリースした秋田・小松・富山・函館・大分の各空港では、PBRマテリアルを使用していないので、シーナリーではこのような現象は発生していませんでしたが、PBR対応の機体では同様にDynamic Lightingで明るくならない現象が発生するはずです。
Dynamic Lightingのエフェクトはすべて共通ですので、今回の宮崎・高知をインストールしてエフェクトファイルを上書きすれば、この問題は解消できます。
近いうちに他の空港もエフェクトを更新するアップデートを行いたいと思っています。

今回の修正内容は以上です。
下記のそれぞれの空港のページよりダウンロードできます。

宮崎空港ダウンロードページ
高知空港ダウンロードページ

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