函館空港の修正作業が完了し、公開しました。
今回のアップデートでVer.1.20となります。

以下修正内容の紹介です。

函館空港では半透明のガラスの奥にある、室内の透過テクスチャが表示されない現象が発生していて、この問題を何とかしたいと思っていました。
小松などの製作を通して、この問題を解決できそうな方法を見つけたので試してみました。

まずは修正前の画像がこちら。
2017-7-17_21-51-47-258

室内の手すりが表示されていません。

これに対して修正後の画像がこちら。
2017-7-17_21-50-45-836

ばっちり手すりが表示されました。

この修正のついでにこんなものも作ってみました。
2017-7-17_21-54-54-445

当初函館空港の室内は、資料がそんなに集まらないだろうから、椅子を並べる程度にしておくつもりだったのですが、室内のを作るにあたって写真を探していたら、思いのほか資料が集まったので、もう少し詳細に作りたいという気になったのですが、上記の透過テクスチャの問題があり、透過テクスチャを使わずに作るのも難しいと思ったので断念していたのです。
ようやく透過テクスチャの問題が解決できましたので、少し室内のオブジェクトを追加してみました。

なお、上の室内の画像で、ガラスがほぼ透明になってしまっていますが、これはガラスがたくさん重なり合ったときにガラスが表示されなくなることがあるため、それを回避するためにあえてこのようにしています。

例えば次の画像のようにガラスが重なり合っているシチュエーションで、PBB部分のガラスの背景にあるターミナル壁面のガラスが表示されない、といったことが発生しました。
2017-7-17_21-53-38-634

このような現象を回避するために内側のテクスチャの設定を少し変更しています。
やはり外側から見たときの雰囲気を重視すべきかと思いますので、内側からの見た目を犠牲にしました。
おそらく外側からの視点では、ガラスが見えなくなるようなことはないのではないかと思います。

次に、シーナリーの複雑さの設定を一部変更しました。
前回のアップデートの際に、シーナリーの複雑さが「標準(NORMAL)」の時にすべてのオブジェクトが出現するように変更したつもりだったのですが、一部漏れがありましたので修正しています。

次の修正点は、グランドポリゴンのレイヤ構成を変更しています。
函館のグランドポリゴンは、隣接するレイヤに詰め込んでいたりして、ちらつきを発生する可能性があったのと、P3D v4で路面のマーキングに機体の影が表示されなくなったので、対策としてレイヤ構成を変更しています。
2017-7-17_22-1-49-228

最後の修正点ですが、滑走路距離灯(RDML)のフォントを変更しています。
先日ブログのコメントでRDMLの字体がわかる資料を教えていただいたので修正しました。
といっても、もともと実際のRDMLの写真などを参考に作っていたため、「4」以外はそれほど違っていなかったので、「4」のみ変更しています。
2017-7-17_21-56-30-725

今回の修正内容は以上です。
なお、インストーラー版については、インストーラーを小松と同様のものに更新しています。
一部のファイルを削除しているため、インストールの際は上書きでは不具合が発生する可能性があります。
一度前バージョンは削除してからインストールするようにしてください。

次は富山のアップデートを予定しています。
SODEバージョンはP3Dでクラッシュが発生するようなので、この問題について修正する予定です。
あと、季節の設定について、変更しようか悩んでいます。
やはり11月で雪景色になるのは早い気がしています。
小松と同様の季節設定に変更したほうがいいかな、と思ったりしています。
SODEバージョンはJetwayをSODE Jetwayへの変更も検討しているのですが、手間がかかりそうなのでまだどうするかわかりません。

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